気に入ったゴミ箱が売られてなかったので、自分が欲しかったゴミ箱を作ってみました。
制作期間は3日、掛かったコストは数千円で、工作室で大活躍中です。

経緯
DIYはゴミがいっぱい出ます。
ゴミにも色々あるんですが、一番厄介なのは臭いが出るゴミ。
塗料を拭いたウエスとか、サンドペーパーとか。特に前者は有機溶剤を拭いたものが多く
密室の部屋で作業してると臭いんです。
自分が作業しているDIY部屋は普通の住宅の一室であり、音は殆ど外に漏れないようにしてるので
大丈夫なんですが、臭いについてはどうしてもドアを開けた時に外に漏れてしまい、気になります。
部屋には厨房で使うクラスの大型の換気扇がドアについているのですが、これ付けてるとエアコンが
効かないんで・・・

で、こういう臭い系対策ゴミ箱ってやっぱり生ごみ用になっちゃうじゃないですか。
ダサいんですよね(笑)。あと、動かし辛かったり、色々考えたんですが、結局いつも通り
ということになりました。
構造
造りは動画を見てもらえばすぐわかると思うので省略します。ただの箱です。

ただ、いつも使っている45Lのゴミ袋にすっぽりハマるような内寸を出すのに少し苦労しました。
結果的には300×300×518mmになり、計算すると38L位で少し小さいのですが、結果的に使ってみて
この位が丁度よかったです。

ゴミ箱で満タンになった状態でゴミ袋を取り出すとまだ少し余裕があるのですが、先ほど話した
通り有機溶剤など臭いを発するゴミなので、口をしっかり結ばないと出した後が臭いです。
よって、本当にパンパンになるまで入れないようにしています。
蓋の周りはエプトシーラー貼って臭気が外に漏れないように配慮してますが、完ぺきでは
ありません。けど、これかなり有効です。殆ど気にならないレベルになってます。臭いって
ひょっとしたら空気より重くて下に行くのかな?

あと上の写真にあるように、ヒンジとマグネットキャッチ(余りもの)を組み合わせて
取っ手を引っ掛けられるようなギミックになってます。これにより、蓋が空いた時にゴミ袋の
口も開くような構造になってます。
使った材料・部品
木材はいつものラワンランバーコアt18です。それ以外の部品は以下の通り。
①キャスター
ハンマーキャスター(Hammer Caster)キャスター自在ゴム車50mm 420G-R50
動画内でも触れてますが、サイズが重要です。ちょっと大きめ(今回はローラー径50mm)の物が
良いと思います。
②ヒンジ
和気産業(Waki Sangyo) 黒塗丁番 64mm BH-545
トールキャビネットで使ったのと全く同じですね。って言うか、その時の余りです、多分(笑)。
③取っ手
これは近くのビバホームで買ったもので、購入履歴が無くてわかりませんでした。
大抵のホムセンに売られてる、定番的なやつです。けど、Amazonでいつも買う取っ手に比べて
割高感が高く、多分もう買いません(笑)。
④エプトシーラー
ニトムズ(Nitoms) 窓・サッシ用気密パッキン エプトシーラー 厚さ5mmX幅15mmX長さ10m 2個セット
もう人生でこれを何個買ったことか。至る所で大活躍のパッキンです。外で使っても耐久性が高く
こういった臭いとか音が漏れてしまうと困るところに使ってます。あと、車の配線処理をする時の
異音防止剤としても大活躍してます(多分、これが一番多い用途)。
⑤アメリカン雑貨の看板
アメリカン雑貨 5枚セット メタル ブリキ 看板 アンティーク レトロ 壁飾 20x30cm (combo C)
外置き工具ラックでも使ってたアレです。
⑥ゴミ袋
【Amazon.co.jp限定】日本サニパック(SANIPAK) スマートキューブ ゴミ袋 ポリ袋 取っ手付き 半透明 45リットル 50枚入 2個セット 横65×縦80cm 厚さ0.017mm SC49
これは今回のゴミ箱の製作に必要ってわけじゃないんですが、いつも使ってるやつです。
スーパーとかで売られてるゴミ箱は平いた状態で梱包されますが、こいつは折りたたまれてて
このサイズ感が助かるんです。大量にストックしやすく、重宝しています。
⑦ビニール袋開くときに使うグリップ
にゃんとも楽々オープナー 三毛猫
番外編です。動画にも紹介していませんが、これポリ袋の口を開くときにイライラしないように
ポリ袋をグリップさせるためのゴム板です。これがあるだけであのイライラから解消されます。
取っ手の所にぶら下げて使ってますが、一般的にはスーパーに行く時に鞄に引っ掛けて持って行く
ようです。
使用した塗料
毎度おなじみ、和信ペイント水性ウレタンニス艶消しエボニーです。
それ以外は今回は使用していません。
総評
満足度:★★★★☆
コスパ:★★★★★
手間:★★★★★
総合評価:★★★★☆
ちょっとした小ネタのつもりで作ったのですが、期待通り3日で完成しました。
けど、使い始めてからは本当に気に入ってて、作って4年経った今でも大活躍中です。
仕上げはいつものニスなんですが、やっぱりニスは耐久性が強いですね。乱暴な使い方してても
そんなにボロボロになっていきません。
唯一反省点があるとしたら、内側は塗らなかったのですが、塗らないと今度は臭いが染みついて
しまうので、全面塗装しておいた方が良いと思いました。
ということで、今回は結構お手軽な感じのネタで、ポケットホールの道具さえあれば「誰にでもできる」
内容と思います。売ってるものを買ってくるだけでは満足し切れない方、ゴミ箱から自作を始めては
どうでしょうか?
それではまた、お会いしましょう。