PCモニター以外は何も見えない、足も配線もない超スッキリデスクを作ってみました。
これでデスクワークは集中力激増間違いなしです。
製作工程の方は動画で紹介しておりますので、ここでは構造と使用した材料について記載していきます。
作ろうと思ったきっかけ
ご存じの通り自分のDIYは全て室内で行っており、その部屋はごく普通の民家の一室だったりします。
家は決して広い方ではないので、パソコンを使った作業もDIYも、全てこの部屋で完結せねばなりません。
一方、Youtube始めた頃からPCワークの頻度が激的に向上し、このPCワークとDIY作業を両立できる環境は無いかな、と思案すること数週間・・・。

ということになったのが事のきっかけです。
構造紹介
まずこのデスクを作ろうと考えた時に絶対にこれだけはやりたい3か条。
① 配線は全部隠蔽すること。
② モニターは壁掛けにすること。って言うかPC本体も壁掛けにすること。
③ デスクの脚が無い構造にすること。
まず集塵機能は高いとはいえ、木材を切る作業をする部屋です。掃除が容易に出来る構造が必須。配線類は全て壁裏に隠し、足元は掃除機が掛けやすいようにしておく必要があります。
さて、まず②のモニター壁掛けですが、SeamlessLife流DIYは壁に穴を空けません(一部例外はありますけど)。
となると、モニター壁掛けにするなら、その手前に自前の壁を作って立てるしかありません。
そうとなるとPCの天板もそこから生やすような構造にすれば、足もなくなります。壁の中に配線も隠せます。
ということで
壁パネルを作ってラブリコで突っ張る
になる訳です。
これを調べ始めた時に出てきたのが、お家を作る方法、そうツーバイフォー住宅ってやつ。
正式には木造枠組壁構法っていうらしく、このPCデスクの構造はツーバイフォー工法の考え方を大いに採用しており、2'×4'材を使って壁の骨を四角く組み立てて、そのパネルを起こして立てていく、という物です。
これを1枚ではなく2枚作ってL形に配置すれば、転倒のリスクもない。
そして両サイドにはトールキャビネットとキングキャビネットと言う、当サイトの二大超重量キャビネットが鎮座しているため、その骨格にがっちりビス止めしてしまえば、強度的な問題はクリアされたも同然です。
そこから集成材を切って作った天板をポケットホールを使って固定すれば・・・ということで生み出されたのが今の構造です(構造の詳細はYoutube動画の冒頭で紹介しています)。
この骨パネルは壁に密着しておらず、ちょっとだけ手前に出ています。
って言うか、足元にある巾木の厚さがあるので、密着させられない、というのが正しいでしょうか。
よって、壁とこの骨の間の隙間に配線を通すことで、配線は全て隠蔽できます。
また、天板の下には配線用ボックスがあり、これがL型に通っているため、壁の中から出てきた配線が天板の裏面をとおり、また余長をここでぐるぐるさせることで壁裏に配線が溢れないようになってます。
ま、見えないんで塗装も何もしておらず、木口テープすら貼ってません(笑)。
あと、キーボードとマウスは当然のことながら無線を使う。
これで、もう配線の「は」の字も見えないくらい、スッキリしました。うーん、最高。
ちなみに右側にある黄色い箱は、USBのハブ(差込口)があります。
充電用ケーブルとかもまとめてここに放り込んで、外から見えないようにしています(配線がダラダラ出てるとみっともないんで)。
使用した材料
余りに多くて全ては書ききれないのですが、とりあえず思いつく限りで記載していきます。
骨組み
話に出てきた通り、2'×4'材を大量に使用しています。ただ、そのまま使うのではなく、電動カンナで寸法を綺麗に揃え、ピン角にしたものを使用しています。
これは、2'×4'材は買ってきたままだと表面がガサガサで、寸法もちょっと不揃いで、かつ曲がってます。
自動カンナに通すことで、若干の歪み取り効果と不揃いだった寸法を綺麗に揃えて組立精度を向上させる狙いがあります。
これ、やるのとやらないのとではかなりの差があります。
天板
これはビバホームに売っていたパイン集成材を使いました。
厚さは記憶が定かではないのですが、これを作った時は20mm厚の物を使用した記憶があります。(最近はテーブルは25mmを使う)
450mm×900mmを複数枚購入し、ポケットホールでジョイントしてL型にしました(ボンド併用)。
防音材
気休めになりますが、家の壁と骨の間には吸音材と遮音シートを入れています。両方とも大建工業のものでいずれもAmazonで買いました。
①吸音材
大建工業 吸音ウール 455E 6枚入り GB1801-5E
415mm×1215mm×厚50mm 6枚で4,500円くらい
②遮音シート
大建工業 遮音シート455H GB0307
6m巻きで5,500円くらい
建築用とあって、意外と安いです。
というか②はどう考えても今回の作業では使い切れず、実際これは以前別の作業で使用して大量に余っていた在庫を使いました。
①は今回の作業でピッタリ使い切った感じです。
効果のほどは?と言われると、まぁまぁ効いてると思います(体感上は)。
板壁
これは奮発しました。今回の目玉商品です。
ウエスタンレッドシダー(米杉)羽目板1830×88×8(10枚入り)
楽天で買いました。
買ったのは合計3束(30枚)ですが、当時は1束で9,300円位でした。今は14,000円くらいしますね・・・。
この材料は本当に素晴らしいです。後述するオスモカラーエキストラクリアで塗ると、見違えるほど綺麗に発色します。
このPCデスク以外にも、リビングの壁掛けテレビの背面にも使用しています(構造は似たような感じ)。
部品類
全てAmazonで購入しています。
①モニター壁掛け金具 ¥1,780
Himino 14~40インチ モニター LCD LED液晶テレビ対応 上下調節式 VESA対応 最大250*210mm 耐荷重25kg(ネジ付属)
PCモニター用(VESAマウント対応の穴ピッチのもの)であればどれでも同じと思います。
②ケーブルホールカバー ¥1,259
ケーブルホールカバー 配線孔キャップ ケーブルホールカバー アルミニウム合金素材 ケーブル穴カバー ケーブル配線トレー 配線孔 アルミ オフィス デスクワイヤー
質感はあまり良い訳ではありませんが、コスパ高いです。
③PCスピーカー(サウンドバー) ¥5,999
TaoTronics PC スピーカー Bluetooth 5.0 サウンドバー 14W TT-SK027JP01
もう販売していないみたいです。
④USBセレクター ¥2,599
USB3.0スイッチセレクター、2台のコンピューター6ポートUSB 3.0キーボード、マウス、Uディスク、プリンター、KVM 1秒スイッチャーUSB3.0、Mac/Windows/Linux対応
⑤モニターセレクター ¥998
【4K安定版】HDMI 切替器 4K 60HZ hdmi Ver2.0 セレクター 1入力2出力/2入力1出力 双方向 HDCP 2.2 手動 切り替え PS4 Pro DVDプレーヤー HDTV対応
⑥LEDダウンライト ¥2,999
キャビネットライト 3 * 2W(合計6W)キッチン用ライト クローゼットライト 明るさ調整可能 自然光4000K 480ルーメン アクセサリー含まれる 食器棚 ショーケース ディスプレイキャビネット 本箱 ワインキャビネット リビングルームなどに適用 3個セット
⑦壁スイッチ ¥2,020
パナソニック(Panasonic) アドバンスシリーズ 埋込スイッチセット (片切・ダブル) WTLP50012HP (マットグレー)
⑧USBハブ ¥3,998
USB 3.0ハブ, 5Gbps転送, セルフパワー, バスパワー, 48W電源アダプタ,高速充電ポート,11ポート, 独立スイッチ付 (ブラック), USB充電器
使用した塗料
②板壁用
オスモ オスモカラー ウッドワックス#1101エキストラクリアー(ツヤ消し) 750ml
③ペンキ(ブラック)
ターナー色彩 アクリル絵具 ミルクペイント インクブラック MK120009 1.2L
④ペンキ(ブルー)
ニッペ ローズガーデンカラーズ0.8L アガート
全て、当サイトでは定番の物です。
総合評価
満足度:★★★★★
お手軽さ:★☆☆☆☆
コスパ:★★☆☆☆
総合評価:★★★★☆
掛かるものは掛かりますが、投資した額に応じた効果も得られるので文句なしです。
今までは部屋の脇に置いてたデスクでパソコン使ってましたが、このコーナーデスクが誕生してからは二回りくらい使えるスペースが増えたので、最高です。
特にお気に入りはやっぱりウエスタンレッドシダーの腰板ですかね。これに囲まれているとなんだか妙に落ち着いた気分になります。
板壁を石膏ボードやベニヤ+壁紙とかにすれば大幅に価格は抑えられると思うので、気に入ってみた方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
それでは今日はこの辺で。